【サカスペ辞書】日本語にはないスペイン語サッカー専門用語
サッカーの歴史が長く、独自に発達した言葉を持つスペインのサッカー用語。
日本語では一言で言い表せないアクションも沢山あります。スペインでプレーするサッカー留学生が最初につまずくのは、その言葉の難解さ。戦術が理解できていないと全く試合に出してもらえないこともあります。今回は日本語には存在しないスペイン語のサッカー用語をいくつか紹介します。
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ペルムータ PERMUTA
ペルムータの直訳はありません。サッカーの個人戦術の専門用語です。アクションの説明は「カバーリングのカバーリング」になります。例えば、サイドバックが抜かれたときに、センターバックがカバーリングに行きますね。その抜かれたサイドバックは、センターバックのポジションを埋めます。これを「ペルムータ」(カバーリングのカバーリング)と呼びます。
【もっと詳しく】スペインサッカー守備の個人戦術【ペルムータとカバーリング】を覚えよう
スペラール SUPERAR
SUPERAR(スペラール)は、スペイン語で「超える、乗り越える、克服する」といった意味を持つ動詞です。サッカーでは、相手の守備ライン=壁を超える、突破するという意味で使われます。
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スペインでは「SUPERAR」するために、「SUPERAR」させないために、サッカーを組み立てていると言っても過言ではありません。もちろん最終目標はゴールすることですが、ラインを超えるという概念はスペインサッカーにとって重要なキーワードとなっています。
ディビディール DIVIDIR
DIVIDIR(ディビディール)とは、スペイン語で「割る、分ける」という意味ですが、サッカーでは個人技術の運ぶドリブルの一種となります。文字通り、相手と相手の間を割って入るドリブルを指します。「抜くドリブル」とは違い、相手のラインを超えて次のゾーンで数的優位を作ることが目的となります。
サリーダ・デ・バロン SALIDA DE BALON
サリーダ・デ・バロン(SALIDA DE BALON)とは、直訳すると「ボールの出口」となります。サッカーでは、「ゾーン1のディフェンスラインを含めたビルドアップ」を指します。なぜボールの出口と呼ばれるのか?それは、ボールを動かし、相手を動かして、前に進むための出口を見つけるビルドアップのような意味が含まれています。
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まとめ
今回紹介した単語は4つだけですが、この他にも日本語には訳すことができないスペイン語サッカー専門用語はたくさんあります。サカスペ辞書で少しづつ紹介していきますので、ぜひ学んで見てください。
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