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アタッカーの必殺技 【デスマルケ】 Oscurecerの用法とは?


目次[非表示]

  1. 1.はじめに
  2. 2.デスマルケの成功率を高める『ポジショニング』
    1. 2.1.ディフェンストライアングルとオフェンストライアングル
  3. 3.Oscurecerの活用
  4. 4.基礎運動能力を高めよう
  5. 5.Oscurecerのキーファクターまとめ
  6. 6.おわりに
    1. 6.1.関連記事

はじめに

サッカーにおいて、特にスペースや優位性を持つことが困難となるアタッキングサードでボールを受けるために、必要不可欠となる攻撃の個人戦術「デスマルケ 」

デスマルケはサポートの一種ではあるが横距離と縦距離では解決できないスペースと時間のない状況で行うアクションである。

瞬発的なアクションによってスペースを生み出しボールを受けるためのこのアクションは幅と深さを確保した状態で、数的優位でボールを運べるゾーンよりも数的同数、もしくは数的不利でスペースが減少されたゾーンで回数を増やす必要がある。

本記事ではディフェンスブロックを崩すアタッカー陣の必殺技ともなり得る「デスマルケ 」とその事前アクションの一つである「Oscurecer​​​​​​​(オスクレセール)」の用法について解説します。

【合わせて読もう】スペインサッカー攻撃の個人戦術【マークを外す動き(デスマルケ)】

デスマルケの成功率を高める『ポジショニング』

良いデスマルケは、まず良い横距離と縦距離を意識したポジションから生まれます。

ウイングの選手はピッチの横幅を有効に使いポジショニングを取る、またセンターフォワードの選手はスペースの少ない中でも僅かでもディフェンスから離れ視野を確保する意識をもつことが重要です。

 【動画】攻撃力ワンランクアップ!フォワードの超重要アクション4選

ディフェンストライアングルとオフェンストライアングル

ディフェンスの選手は通常、マークする相手とボール保持者を同一視できるポジショニング、ディフェンストライアングルを形成します。

攻撃側の選手はボール保持者、そしてDFの選手を視野に入れるためのポジショニング、オフェンストライアングルを保ちつつ相手のディフェンストライアングルを広げる(同一視を難しくする)ポジショニングを意識しましょう。


Oscurecerの活用

Oscurecer(オスクレセール)

「暗くする、(判断力を)乱す・混乱させる」といった意味を持ちます。

サッカーで行われるこの動き「Oscurecer marca」はディフェンスの傾向(ボールに注意を向ける)を利用し『マークの視界から外れる』ことを指します。

ディフェンスの選手にとってはマークしている選手が突然「消える」ようなアクションとも言えます。

ただ相手から離れるだけではなく、死角に入る。この動きは中盤の選手もうまく使うことでデスマルケの成功率を高めることができます。

Oscurecerを有効に使うにはボールと逆方向への動きが有効となります。ポイントはまずはディフェンスがボールとマークを同一視できないポジションに入る。


そしてディフェンスがボールを見るためにマークから目を離した瞬間に動き出しを行うことで成功率が高まります。

またディフェンスがボールを見る前に予備動作(行きたい方向と逆方向への動きのフェイント)を入れることでさらに効果が増します。

ディフェンスにとってこの瞬間にアタッカーが行う動きを感知することは非常に難しく、特にフィニッシュゾーンでサイドから入ってくるボールに対しては困難を極めます。

サイドの選手はボールが中央レーンに入った時、中央の選手はボールがサイドに入った時に有効であり、ディフェンスの死角から現れることで捕まえることが難しくなる。

これはルイス・スアレス選手やクリスティアーノ・ロナウド選手が得意とする動きで、ラストパスやクロスからのゴールを量産できる秘訣はシュート技術だけでは無く、この戦術的動きが大きく影響しています。

基礎運動能力を高めよう

デスマルケの戦術アクションはボールを受ける前のアクション=基礎運動能力になります。


トレーニングの中でこの発進・停止能力や、方向転換能力などのコーディネーション能力を高めることもこのアクションにおいて重要な要素となります。


【合わせて読もう】「判断が遅い!」と言われたサッカー選手が読む認知力を高める記事6選


Oscurecerのキーファクターまとめ


Oscurecer (オスクレセール)


・自分をマークするディフェンスにデスマルケを感知されないため視界の外に動く。


・ボールはディフェンスの焦点を集め注意を引く要素となり、必ずそれ見る瞬間があることを頭に入れておく。


・ディフェンスがボールとマークを同一視するために取るディフェンストライアングルの外にポジションを取る。


・ディフェンスのポジションや体の向きを変化させるためフェイント(背後を取るために降りる等)を用いて、頻繁に相手の視覚を揺さぶる。


・プレーゾーン、もしくはディフェンスから離れて自分とボールを同一視野に入れられない場所に動く。


・ディフェンスに感知されない瞬間は一瞬である。感知されておらず、スペースに動き出せる瞬間を逃さないことが重要。


・ボール保持者がディフェンスを引きつけた瞬間を利用しマーカーの死角に入っていく。



おわりに

試合を観る中でトップレベルの選手達の技術やゴールシーンに目を奪われ、その華やかな瞬間に憧れを抱くのは自然なことではないでしょうか。

ですが偉大なプレーヤーほどマークがきつく自由にプレーをさせまいと毎試合当たり前のように対策を練られる中でも活躍を期待されています。

このようなボールのない時の動きを分析し、改めて良いプレーに繋がったシーンやゴールシーンを観るとなぜそれが生まれたのかが見えてくることもあります。

この記事を読んだ後、是非違った視点で世界のトッププレーヤーのゴール集などを見てみて下さい。

☆ルイス・スアレス選手の183ゴール集☆


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スーペルクラック編集部

スーペルクラック編集部

スペイン・バルセロナを拠点に活動。「本物のスペインサッカーをありのままに生き生きと伝えたい」そんな想いで日々コンテンツを更新する。ライター、サッカー監督、プレーヤー等、多岐にわたるスペイン在住邦人が執筆・編集。深くサッカーを学びたいあなたへ。

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