【サカスペ辞書】スペイン語サッカー専門用語 ”インテリオール”
サッカーの歴史が長く、独自に発達した言葉を持つスペインのサッカー用語。
日本語では一言で言い表せないアクションも、たくさんあります。スペインでプレーするサッカー留学生が最初につまずく原因は、その言葉の難解さ。戦術が理解できていないと全く試合に出してもらえないこともあります。今回は日本語には存在しない(あまり浸透していない)スペイン語のサッカー用語をいくつか紹介します。
インテリオール INTERIOR
インテリオールは日本語に直訳すると「インサイドハーフ」です。4-3-3、3-3-2-2、などのフォーメーションのみに存在するポジションになります。日本では、まだ浸透し始めたばかりで、インサイドハーフのポジションを知らない方も多いかもしれません。
インサイドハーフは、シャドーストライカーやサイドハーフ、トップ下、ボランチのポジションと混同される場合もありますので、それぞれの違いについて説明します。
①インサイドハーフとシャドーストライカー
インサイドハーフは中盤の選手のイメージが強いです。シャドーストライカーはフォワードの周りを動く第2フォワードと考えると良いと思います。
例えば、イニエスタやチャビなどのタイプの選手はインテオリオール(インサイドハーフ)となります。
しかし、アザールやメッシなどのタイプの選手はシャドーストライカーになります。
※黄色チームの○で囲まれたポジション=インサイドハーフ
※赤チームの○で囲まれたポジション=シャドーストライカー
②インサイドハーフとサイドハーフ
インサイドハーフはピッチを5レーンに分けたときのハーフスペースに位置するポジションとなります。逆にサイドハーフは、スタートポジションをサイドレーンに位置します。
※黄色チームの○で囲まれたポジション=インサイドハーフ
※赤チームの○で囲まれたポジション=サイドハーフ
③インサイドハーフとトップ下
インサイドハーフは、基本的に2人いることが特徴です。逆に、トップ下は1人となります。
※黄色チームの○で囲まれたポジション=インサイドハーフ
※赤チームの○で囲まれたポジション=トップ下
④インサイドハーフとボランチ
フォワードもしくはトップ下のすぐ後ろのラインに位置するポジションが、インサイドハーフとなります。ボランチは、ディフェンスラインの前のラインに位置するポジションです。
※黄色チームの○で囲まれたポジション=インサイドハーフ
※赤チームの○で囲まれたポジション=ボランチ
〈理解度チェック〉
以下のフォーメーションの中で○マークされた選手は、インサイドハーフ・シャドーストライカー・サイドハーフ・ボランチの内どれでしょうか?
まとめ
この他にも日本語には訳せないスペイン語サッカー専門用語はたくさんあります。サカスペ辞書で少しずつ紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
〈理解度チェックの回答〉
①=シャドーストライカー
②=インサイドハーフ
③=インサイドハーフ
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