【連載:スペインの街クラブでメソッド部門責任者として活動するサッカー監督の仕事紹介】 10月のコンセプト
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- 1.メソッド部門責任者の仕事紹介 10月のコンセプト
- 1.1.VSハイプレス(セットプレー)
- 1.2.1vs1の守備
- 1.3.壁パスの守備
- 1.3.1.トレーニング例:
- 2.関連動画
メソッド部門責任者の仕事紹介 10月のコンセプト
今回はメソッド部門責任者としてクラブの指導者に求める10月にトレーニングしたコンセプトを紹介します。
10月のコンセプトは
・VS ハイプレス
・1対1の守備
・壁パスの守備
でした。
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VSハイプレス(セットプレー)
今回このコンセプトを選んだ理由は、クラブのコーディネーターからクラブの多くのチームのビルドアップが上手くいっていないと相談されたからでした。
このように毎月のコンセプトは、私の独断で決めているわけではなく、コーディネーターや指導者の声を聞いた上で選んでいます。
VSハイプレス(セットプレー)とは?
ハイプレスをしてくる相手に対してのビルドアップ
・ゴールキックのセットプレー
試合が始まって最初の10〜15分は選手も緊張しており、いつも通りにプレー出来ない可能性があります。さらに相手チームがどのようにプレスをかけてくるのかもわからないと思います。(分析しても違うプレスをしてくる場合もあります)
このような状況に選手主導で後ろからボールを丁寧に繋ごうとするのはリスクが高いと思います。
なので、最近私の指導しているチームでは、ゴールキックのセットプレーを用意するようになりました。
利点
・試合序盤でのミスを減らす(自信アップ)
・試合序盤での失点を減らす
・相手のラインを下げる
・相手にダイレクトプレーをしてくると勘違いさせる
スペインでは、小学生年代は7人制なので今回は7人制のゴールキックのセットプレーをクラブの指導者に準備しました。
1vs1の守備
キーファクター:
・コントロール前に止まる
・適度な距離感(スピードに乗らせない)
・半身
・利き足を切る
・フェイント
・前の足で突く
・反転しない (相手を行かせたい方へ招く)
・ボールを離すまでついていく
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壁パスの守備
キーファクター:
・パスの後、反転しない
・パスの行方を見ない
・身体をぶつける
トレーニング例:
青1は真ん中のラインを超えてからフィニッシュ
青2は1タッチ(壁パスのみ)
赤がディフェンダー